『射雕英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー』見た。

何やかんやで見終えた。

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ちなみに原作は10年以上前に読了済み。けど、もうすっかり内容は細かく覚えてない。

ドラマもリー・ヤーポン版視聴済みだけど、同じく記憶に残ってない。でも面白かった記憶はある。当時夢中になってレンタルして見たということだけは、今作を見てて思い出してきた。

当時、大学の先生に勧められて初めて読んだ&見た、触れた(?)金庸作品でした。それだけに思入れはそこそこある作品。

 

それらを踏まえた上で以下、今作の感想。

 

 

感想を簡潔に言うと、可もなく不可もなくという…という感じの作品でした。まじで。

全52集(話)だったのですが、それに収めるために何を重要視して、何を削って物語をリメイクするか。有名作品かつ、何回もリメイクされている作品なだけに、こればかりは難しいんじゃないかなと思いながら見てました。

話逸れますが、そのリメイクの方向性(?)とキャストのミスマッチが微妙すぎて自分は『笑傲江湖』の一番新しい版のドラマは早々に離脱しちゃいました。少しだけ感想書いたけど…ね。

 

で、射鵰英雄伝。

個人的に、[黄蓉>>>>>郭靖]というキャラ補正(?)を話に合わせた結果なのか、そもそもキャラに重きを置いたせいなのかどちらか不明ですが、とにかく主人公である郭靖がかなり割を食らってしまっていたことが残念でならない。

一応見せ場はあったけれど、それ以上に黄蓉の方が元々美人で頭脳明晰キャラというのもあって活躍してしまっていて、殺陣やアクションのシーンであまり印象が残らなかったんですよね。これは演出のせいなのか、(あまり言いたくないけど)役者さんのせいなのか。

正直、郭靖は役者さんの見た目(?)、↑の画像の髪型、顔つきちょっと合っていないんですよね。あくまで個人的にです。勝手な要望なんだけど、基本的に地毛が茶系は似合うことが少ないからやめてほしいなって思う。太陽光に当たって自然と茶色に見えるのはありなんですけど。わかりますかね、この面倒な説明?(まあいいや)

黄蓉は、黄薬師も含めて文句なしかなーという感じ。

あと、念慈がすごい大人系美人すぎた…気がする。もう少し儚いというか素朴感のある役者にやってほしかったなーと思ったり。念慈って大人っぽいキャラでしたっけ?

色々わがまま言ってさーせん。

楊康は、まあこんな感じ?みたいな。普通に役者さんの演技が全体的に好きだったかも。

 

郭靖が割を食らっているんじゃないか話に戻るんですが、ドラマの終盤に向かって楊康が黄蓉によって倒されるんですが、原作もそうでしたっけ?

牛家村での始まりのくだりは未だに何となく記憶に残っているんですけど、それ以降の郭靖が成長してからの話はさすがに読み返さないと無理。

これはドラマしか見てないんですが、チェン・シャオ版『神雕侠侶』。こっちの大人になった郭靖が楊康と対決して倒して夢にうなされるシーンがあるんですよね。このシーンが正しいとしたら、今作の『射鵰英雄伝』では黄蓉が倒しちゃって(あんなやられ方でいいのかっていう)、郭靖と楊康のガチ対決がなくなって、見せ場なさすぎでは?という。

 

読み返して確認したいけど、時間がない。つらたん。

全話見て、カットされてるところも多々あるだろうけど(覚えてないのでどこがカットされているかもほぼわからない)、何か雰囲気はそれなりに楽しめた作品だったと思います。

本当に懐かしい。