『山河令』見終わった。

『陳情令』と並んで(併せて?)よく聞く作品名だったので、見れる機会があったのでせっかくだから・・・と思って見てみました。

以下、そんな初見の感想。ネタバレはあったりなかったり、何書くかわかりません。

ファンの方も、そうじゃない方も、お手柔らかに読んでいただけると幸いです。

 

 

まずー・・・『山河令』ってブロマンスというジャンル(?)というか、要素(?)が宣伝のうたい文句によくついてましたが、それと別に公式にBLなのでしょうか?

BL自体は自分は大丈夫なので別にいいし、そこまで気にするものでもないけれどちょっと気になったこと、みたいな。

 

で、改めて感想。

面白かったです、ふつうに。話数も全36話と多すぎず少なすぎず、丁度いいです。

個人的に話のピークは英雄大会(2回目)~阿湘たちの結婚式かなと思ってます。

雄大会とかは他の武侠もの(主に金庸作品)で見慣れていて、「あ、よくある展開だ」と思ったり。その辺は別に問題じゃないんですが。

 

というか、メイン主人公2人の周子舒と温客行にあまり感情移入や、共感とか、ドハマりできなかったんですよね。個別にそのキャラの生い立ちや状況を見ると理解はできるのですが、二人が仲良くする・絡むシーンというのは絵としてキレイで格好良かったんですがそれだけだった。

たぶん自分がそういう好みじゃなかったか(でもタイBLは割とハマったんだよな)、それ以外の問題を考えた時に1つ思ったこと。

『山河令』のメイン2人は出会って知己(親友)となるまでの描写が個人的にあまり丁寧じゃなかったと思うんです。けれどめちゃくちゃ雑でもないんですよね。曖昧って感じ?

 

見ていた時にも思ったことだったのですが、「この2人出合ったばかりで、なんでこんなあっさり仲良く一緒に旅できてるんかな?」と。物語上しゃーないんかなというメタい考え方で無理やり自分の中でその時は落ち着けました(苦笑)。

温客行視点では周子舒のことは大体わかっているので、最後まで見て思い返すと、出会った時に温客行が一方的にじゃれつくのは多かれ少なかれわかる。けど、周子舒視点だと昔会った記憶も忘れている上に、特に「誰かに似てる」とか「懐かしい」みたいな感じの描写もなく、話の流れで一緒に温客行といるうちに「こいつとは知己になれる」となっていて、そしていつの間にか2人の世界が成り立っちゃっていて、ちょっと置いてきぼりくらいました。

 

ここで『君、花海棠の紅にあらず』を例えに引き出すと、こっちはドはまりしました。何故かと言えば二人が出会って知己となるまで、キャラのやり取りが台詞・演技を通して丁寧にしっかり描写されていたから。なので、置いてきぼりを食らわず、変な疑問も残さず毎話見入ってました。

 

そんな山河令の主役2人のやり取りや役者さんの演技は、それはそれで良かったのでドハマりする方はドハマりすると思います。

個人的には周りの役者さんたちの方が演技良くて見入ってしまいましたが。

特にキャラも含めてよかったなと思うのが趙敬、毒蠍、阿湘あたりでしょうか。阿湘は最後の演技が鬼気迫る勢いですごかった。

高崇役の黒子さんは言わずもがななので、また今度黒子さんのことだけ語りたいです。

 

あとはー・・・書くより話した方が楽だし、たぶん他愛ないことしかない気がするので割愛します。

この作品に限ったことじゃないんだけど、中国ドラマを語り合いたいとたまに思う。

 

とにかくいい作品ではあったので、「気になるけど、どうしよう」と思っている方はお時間のある時にでも見てはいかがでしょうか?という感じです。

 

そういや、結局アナザーエンドは見てないです。