『贅婿』ざっくり感想。

日本語字幕でがっつり見てハマった作品の一つ。いま何となく中国語字幕で半分垂れ流しにして作業しながらまた見てます。

 

 

『慶余年』と同様、いわゆる転生もの。

転生ものなんだけど、導入が自然で個人的には日本のなろう系の作品(主に漫画・アニメしか読んでないが)より好感持てます。

日本の転生系は主人公が速攻で死んで異世界に行ってすぐ慣れ過ぎるw

って、余談でしたね。

 

導入も面白いのですが、ポイントの一つは男主人公が婿養子であること!

蘇家という商家にわけあって嫁ぐことに。

その辺のあらすじは以下、BS11からのをご参照ください。なお()内の名前は役者さんの名前です。

友人に裏切られた大手企業の幹部・江浩辰(チャン・ルオユン)は、何者かに襲われ意識を失う。目を覚ますと、武王朝で布商を営む蘇家の娘、蘇檀児(ソン・イー)の贅婿(※婿養子の意)寧毅(グオ・チーリン)に生まれ変わっていた。

借金のカタで贅婿となったことを知らされた寧毅は、「家業を継ぐ証である実印を檀児が手に入れたら、寧毅の借金と二人の婚姻は帳消しとなる」という契約を檀児と交わし、離縁状まで用意する。

2人の結婚式当日から檀児に横恋慕する烏啓豪(ダイ・シアンユー)や、檀児に代わって家業を継ぐことを目論む叔父親子から数々の嫌がらせを受ける寧毅たち。しかし寧毅は現代で培った知識やビジネススキルを存分に発揮し、夫婦で協力しながら実力で相手をやり込め、周りからの信頼も勝ち取っていく。そうして正式に家督を継ぐことを認められた檀児だったが、それは同時に寧毅との婚姻解消を意味していて...。

と、序盤は寧毅が自分のため、蘇檀児のため、周りから商売の邪魔をされつつも、奇抜なアイデアと寧毅が出会った人たちと協力して乗り越えていく物語。

 

それだけで終わらないのがこの作品。

中盤~後半は話がシリアス寄りになっていきます。

一介の商人として平和に終わるのかと思いきや、大事件に巻き込まれて大変なことに。

そこにも嫁の蘇檀児を始め、寧毅の友人や叔父親子などがひょんなことからいるという。

叔父親子は最初はベタな嫌みキャラなんですが、段々と物語が進むにつれてギャグキャラになっていくので憎めず、むしろ好き。さっきも書きましたが、後半になるにつれてシリアスになるので、叔父親子はシリアス緩和のために必要なキャラです。

 

この作品全36集で、いい感じに話まとまっているので興味ある方は是非観てほしいと思います。続編作ってほしいなーと思う。

主役2人が慶余年の范姉弟が演じているのを始め、慶余年に出演していた役者さんがちらほらいるので、慶余年は見たけどこっちは見たことない方は見てみると「あ、あの役者さんだ」ていうのがちょいちょいあるかも知れません。

 

個人的に、もしもこういうシーンが苦手な人はそこだけ気を付けてというのが見た時あったんですが。それがセクハラシーン

話の流れはカットしますが、わけあって蘇檀児が2回セクハラに遭うシーンがあります。良くも悪くも役者さんたちの演技が上手くて、ちょっと見てるのがつらかったシーン。

 

ちなみに叔父親子の“子”(要は甥っ子)が主役のスピンオフ映画があるので、それもおすすめです。面白かった。

また別に書こうかと思います。