日比谷公園には、ほんの少し変わったベンチがそこかしこにある。(厳密に言うと日比谷公園だけじゃないんですが、今回は日比谷公園について)
自分は過去に何度も足を運んでは紅葉見たり、あるバンドのライブが野音であったのでぼっち参戦とかしたこともあったり、浅からずとも遠からず何かしら多少の縁がある日比谷公園。
結構広い公園なので、休むベンチが沢山あるのは知っていたんですが、その中でも更にちょっと特別なベンチたちがあることについ最近知ったという。当たり前すぎて気付かなかったんですかね。
その名も「思い出ベンチ」。
そもそもこれは何なのかというと、引用をご参照ください(↓)。
思い出ベンチは、都が開園100年記念事業として2003~08年、装飾の有無で1基15万円か20万円の寄付とプレートのメッセージを募った。
自分も都が過去にこういうことをしていたのに気づいたのは、本当につい最近のことで、「へー」ってなりました。
それに気づいたのも『さらばわが愛/覇王別姫』を観て、レスリー・チャンに興味持っていなかったら一生気づかなかったかも。
ちょっと話が長くなるかもしれませんが、まあ、お付き合いください。
レスリー・チャンのことが気になってwikiをはじめネットで色々調べて見てたんです。そうしたら、レスリー・チャンが亡くなったことを偲んで、大体2006~2007年頃にファンの方々がこのベンチの企画(事業?)を知って、当時有志を募ってベンチを作ってもらったようです。
集まった人数は120人!シンプルにすごいなって思いました。ファンの力ってすごい。
ミーハー心丸出しで、ちょっとそのベンチを探すために日比谷公園まで行ってきました(爆)。
見つけて、このプレートを見た時、やっぱ「すごいな」という小並感な感想しか出てこなかったというか。語彙力なくなっちゃいましたね。
探している時、他の空いてるベンチのプレートも見たのですが、個人だったり会社だったり色んな人・ところが刻んでいているんだなという事に気づきました。本当に色々あって、読むの面白いです。
そして、改めて先ほど引用した記事のタイトルを見てもらいたい。
記事表題に“「思い出ベンチ」撤去始まる”と書いてあります。
文字通りです。自分が調べた範囲では全部ではないですが、すでに一部撤去されているようです。
今日は雨だ!毎日降れ!
— 日比谷公園の歴史と文化をこよなく愛する会 (@hibiya_pk) 2023年10月3日
一週間前に壊された思い出ベンチは、もういない。
毎日毎日、"日比谷公園"がゴミ処分されている。
東京都は、ひたすら無視、無視!!
やっちゃえばいいんだ!とばかりに。#日比谷公園が危ない #日比谷公園を守って
ネット署名お願いします!https://t.co/wo4T5cWzCH pic.twitter.com/SgX15CQNcJ
どうやら日比谷公園も代々木公園のように改修(でいいのか?)を始めている模様。これに関しては↑のアカウントが定期的に状況を呟いているっぽいので、気になった方は見てください。
いや、正直言って、工事をしている付近にも入口があるので、そこから入った時は下の写真のようになっていて驚きました。
その周りをぐるっと歩いても、もう工事を始めるところは見事なまでに囲まれていて、「ええ~」って感じでした。
↓は帰り際に見つけたもの。ここは現状、物置場みたいな感じなのかな?
だけど、奥の切った?切られた?元からあるのか?とにかくでかい大木が目に入ってしまって、それがうまく言えないんですけど怖かったです。
まさに「これから数年?かけて日比谷公園はどうなるの?」っていうのを現わしているような。
ちょっと前まで暑いくらいでしたが、突然寒くなって秋から一気に冬になって紅葉もどうなったか不明ですが、気になった方は『さらばわが愛/覇王別姫』に想いを馳せるじゃありませんが、一般の人の邪魔にならない程度にベンチでのんびり過ごしてみるのはいかがでしょうか。