我看完了花千骨。②

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遅くなったけど、続・『花千骨』感想。
キャラについて語ろうかな的な。
 

 ①は↓。

 

 

 花千骨:性格が終始善(よ)い子。ある意味善すぎたがために、周囲の様々な人間たちから奇異の目で見られてしまった存在。霓満天のいじめ・やっかみが後半になるにつれひどくて、見ててちょっと辛かったです。妖神になってからの千骨の態度が、普段まじめな子が反抗期になって無理やり不良になってみた感じでちょっと笑ってしまった。

主役である花千骨を演じたチャオ・リーイン(趙麗穎)、自分が知っている作品だと『神雕侠侶(2014年版)』に穆念慈役で出ていたみたいですが(調べて気づいた)、あまり派手目なメイクや衣装より、変に飾りっけない、シンプルな感じが似合う方だなってドラマ見てて思いました。妖神は妖神で、役者さんの演技の幅が広がったのではなかろうか、と勝手に思ったり。

 

 白子画:「是は是、非は非」(でいいんだっけ)をどんな形であれ、ひたすらに貫こうとするマン。大勢の前では(長留の掌門だからというのもあるが)弱味をなるべく見せず、自分の考えをあまり人に言わずに決断しちゃう中々の頑固。最終話ギリギリまで自分の考え方と、千骨へ師としての想い、いち個人としての想いを貫こうとしたというか、気持ちがせめぎ合った結果…ね。不器用な人ですよね。

白子画役のウォレス・フォ(霍建華)が『笑傲江湖』の令狐冲を演じているみたいなので、機会があればそっちも見てみたい。その前に7月にBS12で放送される『鏢門』が気になる。

 

 殺阡陌:メイン2人も好きですが、たぶん個人的に作中屈指のお気に入りキャラ、殺姐姐。白子画と同等の力を持つ存在であり(たぶん)、自由に生きる対極の存在。目的にしていた神器の収集もやめて、いたずらに長留と対立することをやめて、どうするのかと思ったら、千骨のためだけに生き、蛮荒から千骨たちを救い出すために自分の力を使い切る。その後の殺姐姐の姿の寂しいこと。

最期まであんな風に自分の生きたいように生きれたのは、いい事だったんじゃないかと思ったり。


 異朽君/東方彧卿:見てる途中で出てくるタイミング的に、もしや「異朽君=東方彧卿」なのでは?と思っていたら、案の定だった。あまりいい死に方はしないなと予想はしていたけど、退場してしまったのがホント悲しい。千骨に正体がバレるまでの”異朽君”と千骨のやり取りの切ない事。バレた後も切ないんですが。異朽閣で千骨が代価として料理を作って、それをあとで一人食べる異朽君。寂しすぎるやろ。

ところで東方を演じた張丹峰、この方も『神雕侠侶(2014年版)』に出ていて、独孤求敗を演じていた。『神雕侠侶(2014年版)』って、自分が見ている範囲でなのだがちょいちょい色んな役者さんが後に他の作品に出ている気がする。


 糖宝:初登場時CGキャラだったので、このままなのかどうなのかと思っていたら、まさか成長して人間(ある意味擬人化か?)になって、ややびっくり。糖宝しか霊虫という存在が作中いなかったから、作中内でどれくらい珍しい存在だったかわからなかったけど、生まれながらにして知識豊富(ある意味、千骨のための説明役でもあったんだけど)という点では、すごかったんだろうな。


 夏紫薫:最初登場した時は「新キャラ出たなー」くらいだったんですが、その後からがすごいすごい(笑)。あの執念という名の粘着っぷりはすごかった。闇落ち(魔道落ち)した後も千骨へのあたりは強いし、毒で弱っている子画には「薬作ったから飲んでみてくれ」と、しょっちゅう絶情殿に来るし。子画が無事解毒された後は、少し冷静になったのか落ち着いた感はある。多少(?)の歪みはあれど、最後まで白子画に一途だった人。何百年も一人の人間を想えるのもある意味すごい。

それにしても、絶情殿ヒトが来すぎである。

 

 

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画像は公式から拝借。
打ち合わせ中の一枚だったのでしょうね、役者とスタッフ全員の作品作りの大変さが垣間見えます。

 

もうちょっとだけ続くのじゃ。