『君、花海棠の紅にあらず(鬓边不是海棠红)』

 リアタイ(BS放送の録画だけど、ほぼリアタイということで)を当時見終わった時に感想書こうと思っていたのですが、他にも色々見ていて書けていなかったから、今また見ているので書こうかと。

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見ていない人への、以下概略(BS12の説明から引用)

1930年代の北平(※現在の北京)。京劇の人気俳優の商細蕊(イン・ジョン)は、気性が激しく頑固なため、同業者の中にも多くの敵を抱えている。ひょんな理由で商細蕊の舞台を見ることになった豪商の程鳳台(ホアン・シャオミン)は、客に難癖をつけられている細蕊を救う。その夜をきっかけに2人は友情を育んでいくが、鳳台の妻はそんな夫の変化を快く思っていなかった。そんな中、日中戦争が勃発。過酷な戦火の中、更に二人の絆は深まっていくが―。

中国ドラマ「君、花海棠の紅にあらず」 | 中国ドラマ | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ)

 

と、まあ時代設定は『紳士探偵L』と同じく1930年代です。『鏢門』も同じくらいの年代設定。

物語の後半に時代の転換点の一つともいえる事件が作中でも起こるのですが、そこを考えると物語のスタートは1930年前~半ばくらいからなのかなーと、勝手に想像したり。 

『紳士探偵L』も同じく1930年代設定ですが、あっちはほぼ戦争関係には触れていないので、そういう重い空気感が好きじゃないという人は『紳士探偵L』をお勧めします。こっちはあくまで上海・租界・ミステリー(事件)っていうのがメインどころなので。

 

で、『君、花海棠~』。以下、視聴済み前提で話をするので、極力ネタバレになるようなことは控えますが、登場人物の名前はどうしても喋る上で出さざるおえないので、その辺ご了承ください。

 

 

見直しているというか、また見ているわけなのですが、物語の内容や主要キャラをなんとなく把握した上で改めて最初から見ると、色々と「あ~~、こうだった」とか「こんな展開だったわー」みたいなことを思いながら見てます。

いま、二爷(程鳳台)が匪賊とあーだこーだしているところまで見直したんですが、この時点までで出てきたキャラたちみんな、今後戦争が本格化すると人生が変わってしまうので、見てて複雑な心境になります。

初見時は嫌味なキャラはそういうキャラなんだなと思いながら見てたり(会長親子とかw)、それが改めて見ると結末を知っているので、つらい。

同業者に嫌味や嫌がらせをするのは良くないけど、そういうことをしていられるっていうのもある意味平穏(?)だったからなのかなとか、何か考えたり。

 

改めてすごい作品だなーと思う。

そして見入っちゃう。

ただ今gyao、もしくはIQIYIにて無料で見れるので見たことない方は是非見てみてほしいです。IQIYIもちゃんとAIで日本語訳されているようなので、わからないということはないと思います。

 

『鏢門』はウォレス・フォウ主演のジャンルとしては一応、武侠…でいいのかな。+@で戦争ものが内容的に付属される感じでしょうか。

今時類を見ない、ザ・硬派な作品です。武侠もの好きな人にはオススメです。