『(秦俊杰版)飛狐外伝』見終わった感想。

ネタバレ前提で感想をだらだらとをば。

 

 

↑は視聴途中までのだらだら感想。

 

 

どの辺の回を見て思ったか忘れましたけど、自分が読んだ・観た範囲で『笑傲江湖』の儀林や『射鵰英雄伝』の穆念慈とか、1作に高確率でいる気がする。それがまた作品にいい花を添えているんですけどね。

 

ホント、あっという間でした。1話約40分が毎回体感数分みたいな感じで、集中して観てました。

特に戦闘・アクションシーンになると見入ってましたね!BGMもかっこよくて良かったとしか言えない。ザ・武侠江湖という感じ。

あと、殺陣がほとんど役者さんによる生身アクションでCGを使っているシーンが少なくて(というより、かなり違和感なくて)、その辺も個人的に好評価でした。

個人的に珍しいなーと思ったのが、相手に点穴するシーンが何回かあったんですが、そこにCGでの効果をつけてなかったこと。他作品だと「点穴した」という描写・演出をおそらくわかりやすく見せるためにちょっと効果音とエフェクトがついてることがあるんですが、この作品はそういうシーンが少なくてちょっと珍しいなーと思ったり。

 

どれもいいんですが、特によかったと思う戦闘シーンは、

22集の胡斐vs苗人鳳、34話の胡斐vs鳳天南、あと大会で胡斐が色んな武器を使って対戦者と戦うところ。要は見どころっすね。見どころがホントに見どころだった作品でした。

 

35話の終わり、胡斐が袁紫衣の出自をついに聞いてしまったシーン。あの回は何とも言えずつらかったです。

金庸作品って自分が観たり・読んだりしている範囲でですが、ヒーローとヒロインがくっつくんですが、この作品は恋愛に関してはそういう関係にならないんですよね。残念なことに。(鹿鼎記は色んな意味で論外w)

そもそも『雪山飛狐』が先にあって、その後に書かれたのが『飛狐外伝』。『雪山飛狐』に繋げるためにとなると、ヒロインとくっつくことは出来ないんですよね。かなしみ。

ただ、この切なさというのも『飛狐外伝』の魅力の一つなのかなと思ったり。

 

ま、とにかくドラマ面白かったです。

役者さんのことも語りたいけど、そっちにまで手を出し始めるときりがなさそうなので、とりあえずここで終わります。